明日 風になろう

地味で真面目で、時々おいしそうだなあって思われたいブログです。

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セイコの季節♪

今日は仕事で遅くなり、かなり電車も混んでいたのだけど、途中駅でラッキーなことに目の前の席が空いて座って帰ることができた。
なのだが座ってすぐに、すぐ近くからなにやら耳障りなシャカシャカという音が聞こえてくるのに気がついた。

なんだと見ると、隣に座っているオジサン(多分僕よりも年上)がヘッドホンで音楽を聞いていて、その両耳に突っ込まれたヘッドホンから音漏れしているようなのだ。
まあそれほど珍しいことでもないので、うるさいなあと思いつつ気にしないでいようとそっぽを向いていたのだけど、だんだんとそのシャカシャカが耳につきだした。

はじめは単なるシャカシャカにしか聞こえなかったのだが、けっこう音漏れの音が大きくて、すぐにそれがなんの音(音楽)なのかわかってしまったのだ。それくらいはっきりと聞こえていて、僕の回りにいた他の乗客も多分気づいていたみたいで、オジサンをチラチラ見ていた。

オジサンがヘッドホンで聞いていたのは、昔懐かしい松田聖子の「ボーイの季節」。
ちょうど僕らの年代の男性の、高校~大学生時代の超人気アイドルだった彼女のヒット曲だ。



シャカシャカ聖子を聞きながら、僕は当時の僕の友達のほとんどが聖子ちゃんファンだったことを思い出した。
田舎の高校生だった僕らは、あまり見てくれのよろしくない短い学ランと、やたら太いか細いかどちらかの、おかしなズボンの制服を着て、下敷きに「明星」とか「平凡」とかから切り取った聖子ちゃんの写真のページを差し込んでガッコウに行っていた。

僕自身はそれほど聖子ちゃんファンではなくて、なんというか「作られたアイドル」という印象の強い松田聖子にはなんとなく違和感さえ感じていた。
それでも彼女の音楽は他のアイドルのそれと比べるとインパクトが強くて、「ファンじゃない」と思いながらレコードを買っていた記憶がある。今にして思えば彼女にはやはりそれだけのパワーがあり、僕らはそのパワーに抗うこともできず圧倒されていたのだろう。

隣に座る音漏れヘッドホンのオジサンから聞こえる「ボーイの季節」を聞きながら、このオジサンも聖子パワーにやられたクチなのだろうなあとぼんやり思った。

オジサンは周りに音が漏れていることには全く気づいていないようで、固く目を閉じて身じろぎもしない。
眉間にシワがより、かなり険しい顔つきで岩石のように固まっている。
改めて見るとアゴには白と黒のゴマ塩状のヒゲが伸びている。
そんなオジサンの耳に突っ込まれたヘッドホンから流れていた「ボーイの季節」はやがて全演奏を終了し、そのまま次の曲「あなたに会いたくて」の演奏が始まった。

オジサンはまったく表情に変化なく固まったままだったが、「あなたに会いたくて」のイントロが終わる辺りでブルルンとやおら震えて、僕らは思わず身構えたのだが、何事もなかったかのようにオジサンはまた険しい表情にもどった。

ガタンゴトンと単調に響く電車の音以外に誰の話し声も聞こえてこない車内で、オジサンの耳から漏れてくる聖子ちゃんの曲はいよいよサビにさしかかり、「あなたに~会いたくて~会いたくて~」というフレーズが、聞こえないふりをしてる乗客の中に響きわたっていた。

僕はオジサンのほっぺをひっぱたいて起こしてやろうかと思ったが、もちろんそんなことはしなかった。
降車駅までシャカシャカ聖子は鳴り続き、降りるときにちょうど「あなたに会いたくて」も演奏を終えたのだがオジサンは相変わらず険しい表情で眉間にシワを寄せたままだった。

音漏れしないヘッドホンの購入を勧めるべきだったかもしれない。

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別腹の誘惑

最近、LAWSON100で買い物をしていると自然に手にとってしまう商品がある。
それはスイーツだ。

LAWSON100は言うまでもなく100円コンビニなので、スイーツも100円の商品が主流で、他のコンビニで見るよりもお得感を感じてしまう。
エクレアやシュークリームやオムレットなど、何だかどれも魅力的で、スイーツコーナーの前で数分間難しい顔をして悩んでいたりして、ちょっと傍から見ると早くどいて欲しくなる異様な絵だ。

そもそも甘いモノがそんなに好きだったわけではない。というかほとんど食べなかった。
別に「スイーツなんてオトコの食べ物じゃない」というような、昭和的なスタンスだったわけでもないが、特に興味がなかったのだ。

だが一度このLAWSON100でスイーツコーナーの前を通りかかった際に、エクレアに「50円引き」のシールが貼られていて、

「なに?ということはコレ50円かい?」

と思った瞬間に、買い物かごに入れてしまっていた。とても得した気分になり、上機嫌で帰宅した(さすがに「ルンルン気分」とは自分でも書けない)

自宅に帰って紅茶だかコーヒーだかを入れて、さっそく買ってきたエクレアを頂いたのだが、とろ~りとした甘いクリームのオイシイこと。
口の中にゆっくりと広がっていく優しい甘さに、「こんなにおいしいモノだったのか!」といくらかの衝撃も受けながら、シアワセを感じていたのだ。

ふと見ると机に置かれた鏡に写った、満たされた顔をした中年オヤジ(自分のことですね)と目があってしまい、そのだらしない表情に急激に現実に戻された。誰もいないのに周りを見渡したりして。

何というか、アラフィフオヤジなのにスイーツを食べてるという「やってはいけない」的なコトをこっそりと隠れてしているというのが、余計な高揚感を高めているのに違いない。

その後も、気が付くとけっこうな頻度でスイーツを買って帰ることが多くなった。最初のうちは割引になっているときだけ買っていたのだけど、だんだんとそういうことすら気にしなくなって、「行けば買う」という行動が習慣になってきている。

別に割引でなくてもやっぱり安いのだ。
ワッフルとかロールケーキとかミニシュークリームとか、複数入って100円だったりして、こう書くと、いい大人がどんだけケチなんだと言われそうだが、そもそも買わなくていいモノという意識は今でもあるので、100円という安さはそれを覆して「買ってもいいんだ」と自分に認めさせる大きな根拠になっているワケだ。

そして自宅に帰ってうっとりと味わう甘美な甘さ。
最近は自分と目が合わないように、机の上から鏡は移動させてしまった。余計な現実に戻る必要など無いのだ。
また一応は気にして体重もチェックしているが、今のところ変化はない。

「だったらいいよね!」

と、また明日も買ってしまうのだろうか。
ただ、最近は100円メニューはひと通り食べ尽くしてしまって、ちょっと飽きが来ている。100円を超えるスイーツはこれまで買ったことはないのだが、日々見ているとこれがとても美味しそうなのだ。
日に日に強くなる新たな誘惑に何とか歯止めをと、気を引き締めている50歳の冬である。

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温泉のお猿を思いつつ、サウナにも行きたい今日このごろ

毎年寒に入るとテレビで必ず流れる映像がある。
お猿が温泉に入るのんびりした絵だ。

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東北かどこかの山奥の温泉で、降りしきる雪がお猿の頭や肩に積もっていく中、家族総出でやってきたらしいお猿たちは、湯気の揺れる温泉にじっと浸かっている。
日本中が暖かな気持ちで見守る、冬の風物詩とも言える映像だろう。

だが、僕はこの映像を見るたびに考えてしまう。
きっとお猿たちの温泉がある山はものすごく寒いのだろうな。
あんな短時間に肩や頭に雪が積もっているくらいだから、温泉の外はものすごい豪雪でお猿のカラダが埋まるくらいの積雪なんだろう。

あのお猿たちは、温泉から出たらその後どうしているのだろう。
せっかくポカポカに暖まったカラダも、雪の中に戻ったら濡れているから余計に寒くて仕方ないのではないか。全身が埋まるくらいの雪の中を、ねぐらまで帰るお猿のカラダは温泉で温まったことなどウソのように冷えきってしまうのではないか。

日本中でこんなことを考えているのは自分だけじゃないかと思うのだけど、子猿とか絶対に風邪をひいている気がして、温泉のその後が気になってしまうのだ。
オジサンが気にしてもどうにもならないのだが(-_-;)

オジサンはお猿ではないが、時おり無性にサウナへ行きたくなる。
別に行けばいいじゃないかと言われそうだが、冬場は気軽に銭湯やスパには行きづらい。
以前のように車があれば問題ないのだが、今は移動手段は自転車しか無い。つくづく残念なことに、自宅から一番近いサウナまで自転車だと40分位かかる。これでは冬場は気軽には出かけられない。冬に外で風呂に入るということは、その後で湯冷めしてしまうリスクがあるのだ。寒くても平気さ!と言えた昔とは違う。
まじめにサウナへ行くためだけに、レンタカーを借りようかと思うことがあるくらいだ。

でも北風に首をすくめて歩いていると、サウナでアタマがクラクラするあの熱気が恋しくなる。早く暖かくなって、自転車でもサウナまで突っ走れる日が来てほしいとよく考える。
春がこれほど待ち遠しいとは。

サウナというのは本当にオトコ向きの入浴施設だと思う。もちろん女性でも好きな人はいるのだろうが、あの「熱さに耐えてナンボ」という初期設定が昭和のオトコとしては見て見ぬふりができないのだ。

木の扉をバタンと開けてサウナに入ると、そこにいるのは概ね2種類のオトコに分類される。ひとつはサウナ内のテレビとかを見ながら気を紛らわせ、そわそわしながら出るタイミングを見計らっているタイプだ。足をカクカク揺すっていたり、妙にキョロキョロしていたりして大体落ち着きが無い。「暑いんだけどあんまり早く出たらカッコ悪いしなあ。自分が入った時にいた人、誰も出てないしなあ」という面倒くさいタイプだ。

もうひとつはじっと座ったまま微動だにしない「ワシは暑くねえけんのお」のタイプだ。
玉のような汗を全身に浮かべ、一体いつから座っているのかも定かではない。肌はほんのり桃色に染まっていて女の人なら色っぽいと思うのだが、大体はマッチョかブッチョだ。背毛が生えていることもある(-_-;)
とにかく徹底して動かない。顔も斜め下方向をじっと見据えたままで、そのアゴからはピタ…ピタ…と定期的にあまり美しいとは言えない汗が足元のタオルに滴っている。

そこまで根を詰めて勝負する必要があるのかと思うのだが、もちろんそんなことを質問してはいけない。大体この手の人はドアを開けて新しい人が入ってくるとムダにじろりと睨みを効かせたりするので、なるべく目を合わせないように遠目のタオルの上に腰を下ろす。

すぐにアブラれるような熱さが全身を覆ってくる。昔と比べると新陳代謝が悪くなったのか、あまり汗はかかないのだが、それでも徐々にじんわりと全身から汗が染み出してくるのが実感としてわかる。
「あ~要らないモノが出てきているよ」と思いつつ、こういう時にいつも、レンジでチンされている鶏肉の気持ちがわかる気がする。

コンディションにもよるが、僕のサウナでのガマンの限界は大体10分位だ。
サウナの中の時計は12分タイプが多いので、いつも一周するまで頑張ってみようと思うのだけど、10分位になるとアタマがボーっとしてきて「ヤバイのぼせる」と思いリタイアしてしまう。でも思いっきり汗をかいてから露天とかでごろりと横になり風に吹かれていると、あーこのまま逝っちゃってもいいなあと思うくらいキモチイイ。もちろんそんなトコロで逝ってしまうとただの迷惑オジサンになってしまうので、気が進まないながらに起き上がりますけどね。

冬場のサウナは冷えきったカラダを芯から温めてくれて、文字通り生き返るカンジが心地よい。近場にだれか小さくていいのでサウナ付きの銭湯をオープンしてくれないかなあと、毎年この時期考えている。
誰かやりません?

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