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明日 風になろう

地味で真面目で、時々おいしそうだなあって思われたいブログです。

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今日のビタミンを見つけなきゃ

離婚して以来ずっと、「なるべくなら」と心がけていることがある。
それは一日の中で一つ、ホントに一つだけでいいので「イイことを見つけて笑顔になろう」という事だ。

なぜそんなことをしているかというと、ネガティブな発想パターンが癖になってしまうのがコワイからだ。
例えば今日はこんな一日だった。

朝、土曜日だけど出勤。
いつもより少し遅目に自宅を出て、駅への道を歩いていたら東京行きの電車が僕を追い越していく。毎朝の風景だ。駅について改札を通りながら次の発車時間を電光掲示板で確認すると「9時49分」だ。

9時49分…今、何時?…9時32分…?
…えーっ?! 17分も後なの?

どうも最悪のタイミングで出てきてしまったらしい。時刻表を見ると、その後はずっと5分間隔で運行するのに、その時間だけ20分近く間隔が空いているのだ。
しかも次に来る電車は10両編成。通常よりも5両短い。
ということは土曜であってもメチャメチャ混んでいるということだ。あと5分早く出ていれば、さっき僕を追い越していった電車に乗れたのに(T_T)
僕はうんざりして駅から出て、セブンイレブンで100円コーヒーを買って混んでる次の電車まで時間を潰すしかなかった。

予定より30分近く遅れたが何とか出社して、仕事の準備にかかる。基本的に土曜は会社はお休みなので、社内には誰もいない。
まずは訪問先の資料を出す。
日々の業務に使用する書類はロッカーに入っており、鍵がかかっている。いつもどおりキーケースを開き鍵を出そうと思ったら…鍵がない。

まただ。
時々、鍵を使った誰かがポケットに入れてしまったまま忘れてしまい、この場から持ち去ってしまうのだ。一体誰が持っているのかさっぱりわからない。勤め先の恥を晒すようだが、こういうトラブルが起きた時の連絡先とかも用意されていない。結局のところ本人が気づいて鍵を戻さない限りどうしようもない。ひどい話だ。

がっかりして「これじゃ仕事にならんなあ」とため息をつき、昨日自分の机に置き忘れていったメガネをかけようとしたのだが、今度はそのメガネがない。
いやいや、間違いなく昨日ここへ忘れたのだ。帰りの電車の中で気付き、もう遅いし取りに帰る気も失せて「明日でいいや」と思っていたのだが、まさかの紛失をしている。
「おいおい、私物だぜ。誰が持ってったんだよ」と少しイラッとしてあちこち探してみるが見つからない。膝をついて机の下とかも覗きこんだが無い。

仕方がない。
メガネのことは来週にでもみんなに聞いてみようと思い、とりあえず資料がなくても訪問できる顧客のところへ行こうと思い、先日走行中にヘッドライトが突然切れて、その修理から戻ったばかりの「クミコ」を車庫から出して客先へ向かった。

今日は何をやってもダメだな、と思ったのは顧客の家へ向かう一方通行の道路が突然の電話工事で通行止めになっているのを見た時だ。この道は昨日も通っていて、昨日は普通に通れたし何の告知もされてなかったじゃないか、と車内で怒ってみたけど通れないものは通れない。かなり遠いパーキングに車を置き、テクテクと徒歩で向かうしか無かった。

とまあ、こんな感じで、今日はまさにアンラッキーてんこ盛り、大当たりの1日だったワケですよ(-_-)当然イライラするし、ひとつひとつが起きるたびに「何なんだ、今日は」と顔つきも険しくなり、眉間にはタテ皺が刻まれる。誰かれ構わず当たり散らしたい気分だけど誰もいない。せいぜい「クミコ」の車内で「あーもう!」とひとり怒鳴り散らすくらい。

このまま今日を終わってしまうと、ホントに残念な一日ということになるだけでなく、何かをしようとするたびに「どうせうまくいかない」というマイナス思考を翌日に持ち越しかねない。この悪循環を断ち切らないといけないのだ。

離婚する前は家に帰ると子供たちがいて、彼らとわずかな時間でも話せばかなり気持ちの入れ替えはできた。でも今はそれができない。とすると、何もしなければどんどんネガティブの袋小路に入っていってしまいかねないし、実際にそうなりかけたことも何度もある。

たとえ小さくても幸せな時間を実感することが人間には必要だとよく思う。そしてオジサンが独りで生きていく上で、そういう時間は待っていてもそうそうやってきてはくれない。自分で探して自分で笑顔にする努力が必要なのだ。自分が自分らしさを失わずに生きていくために。

そんな風に主体的に生きようとしていれば、自然と笑顔になれる「小さなシアワセ」は、けっこうあるものデス。

ということで、今日出会えた「小さなシアワセ」

帰りの電車の中。
途中駅で電車が停まり、どっと乗客が降りる。
僕はドアの近くで立っていたのだけど、目の前の席が空いたので「ラッキーじゃないか♪」と座ろうとしたのだが、すぐ側の手すりにつかまっていたおばあさんがトコトコとその席に向かっているのを見て譲ることにした。
おばあさんは「ありがとねえ」と何度も頭を僕に下げながら、ヨッコラショと座席に腰を下ろした。別に座っていた席を立って譲ったわけではないのだが、こうやって感謝されるとこちらも何だかウレシイ。
これで今日の嫌なアレコレもチャラにしようと、自分で自分に「よしよし」と思いながら電車の揺れに体を任せていた。

腰を落ち着けたおばあさんはニコニコしながら手にしていたカバンを開き、新聞の包みやらビニール袋やら水筒やらが見え隠れする混沌の中から、苦労して細い筒を引っ張りだした。
それはマーブルチョコレートのケースだった。

マーブルチョコ?
おばあさんは続いてマーブルチョコのフタをスポンと開ける。おばあさん、チョコ好きなのかと思って見ていると、ケースを振ってシワシワの手のひらに出てきたのは「塩キャラメル」(と包みに書いてある)

マーブルチョコから塩キャラメル?
唖然と見ている僕の前でおばあさんは何度かマーブルのケースを振っていたが、出てきたのはその1個だけ。
「あら、一個しか残ってなかったよ」といいつつ、「これお食べな」と僕にその塩キャラメルが乗った手のひらを突き出す。

「え?」と、ちょっとフイを突かれてリアクションできずにいると、
「いいからお食べな」とニコニコしながら言われ、
「ああ…ありがとね」と僕はキャラメルを受け取った。

おばあさんは空になったマーブルチョコのケースをまた大事そうにカバンにしまい、僕はせっかくもらったのだしと思い、包みを解いてキャラメルを口に入れる。懐かしい甘さが口の中に広がって、「オイシイね」とおばあさんに言うと、おばあさんはちんまりと座席に座りながら、おちょぼ口でニコニコと笑っていた。

「小さなシアワセ」は小さいけれど心のビタミンだ。
心がホントの年齢よりも早くに歳をとってしまわないよう、明日も「笑顔の素」を見つけないとね(^^)

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