明日 風になろう

地味で真面目で、時々おいしそうだなあって思われたいブログです。

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女の気まぐれに振り回されたぜ(´、ゝ`)フッ

今日の午後、冷たい風に震えつつお客さんの自宅へ訪問したら子猫がいた。
猫がいる家庭は珍しくないが(どちらかと言えば犬のほうが多いようだが)、子猫に出会ったのは初めてだ。

玄関先でお客さんに挨拶をしていると、奥の部屋だかキッチンだかの方からトットコトットコとやってきて、お客さんの隣で前足を揃えて座り「誰?」という顔でこちらを見る。
アメリカンショートヘアの子猫だ。まだ身長も20センチ位だろうか。どうも寝ていたらしく、目をショボショボさせながら人の顔を物珍しそうに見ている。

「アメショですか?」と聞くと
「そうなの。モエちゃ~ん、コンニチハは?」

無反応だ(-_-;)

「カワイイですね。男の子ですか?」
「いいえ。女の子よ」

モエちゃんと呼んでいたのを思い出す。僕は時々こういう間の抜けた質問をしてしまう。

「いくつですか?」
「ちょうど4ヶ月くらいかしら。お友達から生まれてすぐに譲ってもらったの。」

とお客さんは、その時どんなに小さくて可愛かったかを5分位しゃべる。僕は努めて笑顔でその話を聞きながら、この後するつもりの仕事の話を、頭の中で整理していた。

ふとズボンが引っ張られたような気がして下を見ると、子猫が僕の足を登っている。ズボンに爪を立てて興味津々の目をキラキラさせながら、一歩一歩着実に登ってくるのだ。

「あら、モエちゃん。ダメよ、なにしてるの」
お客さんの声も聞いてるのかいないのか、一心不乱にモエちゃんは僕の腰まで登りきり、そこで僕はようやく抱き上げた。

「ゴメンナサイね~。こんなことしたこと無いのに」
「いえいえ。大丈夫ですよ」

と、僕は子猫を胸に抱いて笑顔で答えながら、昔飼っていた猫が子猫の頃、よくカーテンを登りカーテンレールの上で寝ていたことを思い出した。登るくせに降りられず、よくチーチー(助けろ)と呼ばれた。

足を登ってきた子猫は、今度は僕に抱かれている手から抜けだして、胸から肩へと登っていく。そして肩まで登り切ると、肩越しに後ろをキョロキョロと見て今度は背中の方へ降りようとする。
さすがに落ちてしまっては危ないと思い、

「あぶない、あぶない」とか言いながら、振り向いてお客さんに背中を向けると

「もうやめなさい、モエちゃん」と背中から取り上げようとするのだが、モエちゃんは「ミャア」とそこで初めて鳴いて、しっかりと僕のジャケットにしがみつく。コワイからというより、剥がされるのがイヤらしい。

その後、僕は契約のための書類を座って記入したのだが、その際も足を登ってきて、ボールペンにネコパンチしたり、屈んでいる背中にまたバリバリと登られたりと、完全にオモチャ状態だった。

「ホントめずらしい。普段は誰か来ると影に隠れて見てるのに」とお客さんも驚いていたが、こっちもビックリだ。かつての自分の飼い猫にだってここまでなつかれたことはない。

だが所詮オモチャはオモチャである。
契約が終わり、お礼を言って帰ろうという時には、モエちゃんはもう急にやってきたオモチャには飽きてしまって、向こうの部屋で小さなオモチャを転がしてダッシュしていた。

「あのオモチャ、ネズミですか?」
「いいえ、ゴキブリよ」

最近は虫の形をしたオモチャが売られているらしい。しかもリアルに動くので猫も喜んで飛びつくのだ。人間がそれをホンモノと間違えてびっくりしてしまうことは無いのだろうか。

お客さんが

「モエちゃ~ん。バイバイしないの?」

と呼んでも、もはや顔も見せない(-_-;)

「どうもありがとうございました。」

僕はふくらはぎと肩にツメ跡をしっかりと感じながら、奥の部屋を走り回るモエちゃんを見やったが、目も合わせてもらえなかった。

外に出ると、風は先程よりも冷たかった(T_T)

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