明日 風になろう

地味で真面目で、時々おいしそうだなあって思われたいブログです。

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冬の大磯で心の栄養補給しました。

時おり田舎にどっぷりと埋没したくなる時がある。
次から次へといろんなことが押し寄せてくる毎日の中で生活をしていると、文字通り何も考えずにボケーッと栄養補給ができる時間と場所をカラダも心も欲するようになるのだ。

そんなに忙しいのかいって言われると「ええまあ」としか言いようがないが、オジサンがひとりで生きているとそれなりに何だかんだとあるんですよ。忙しさから逃れるというよりは、現実からの逃避という方が当たっているかもしれませんが(-_-;)

我が茅ヶ崎も十分に田舎だし、チャリで海へ出てボーっとしているのもまさに栄養補給なんだけど、今日は少し足を伸ばして大磯まで行ってきました。

大磯町は茅ヶ崎市の隣(平塚市)の隣の町で、東海道線でも茅ヶ崎駅から二駅。とても近いんだけど、ものすご~くのんびりとした田舎なんですよ。(大磯在住の方、悪口ではありませんからね)

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世の中的には「大磯ロングビーチ」が有名だけど、もちろんこの季節はやってません。
大磯駅で降りる人も少なくて、駅前はとても閑散としていて静かな冬の昼下がりでした。

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特に目的もなく駅前の道をブラブラと歩き、東海道へ向かう。
大磯はかつてはお金持ちの別荘が立ち並ぶオシャレな街だったようで、今はもう跡形も無いけど明治初期の総理大臣を務めた伊藤博文や大隈重信、山縣有朋、西園寺公望、原敬、また麻生副総理の祖父である吉田茂などそうそうたる顔ぶれの邸宅が並んでいたらしい。(吉田茂の別荘は旧吉田邸として残っているみたい)
今は細い路地沿いに一般の住宅が並んでいる。

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風も無く、いくぶんポカポカとした東海道(旧1号線)をゆっくり歩いていると松並木の向こうに富士山が見える。茅ヶ崎からみる富士山よりちょっとだけ大きいかもしれない。

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コンビニでビールを買って、海岸方面へと続く小道を歩く。小道の先は1号線と太平洋岸自転車道という立派な名前のサイクリングロードが走っている。

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1号線の下をくぐるトンネルを抜けると、そこは「大磯こゆるぎの浜」だ。

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波の穏やかなとてもきれいなビーチで、しかも日曜日なのだが、人が全然いない。釣り人がひとりと、デイパックを担いで波打ち際をずっと俯いて歩いて行く旅人のような人がひとり。ウソのように静かな海岸だ。

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僕はビールを飲みながら、遠くを航行する船をぼんやりと眺めて、贅沢な時間を過ごした。

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海から離れると、大磯はすぐそこまで山が迫っている。
海岸から山へと向かう途中には、広い畑が広がり、今はキャベツとかネギとかが育っていた。車もほとんど走っていない文字通りの田舎の風景の中を、僕はゆっくりと歩いて心の栄養を補給した。

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たった二駅の小さな旅だったけど、普段の風景から離れてのんびりした静かな町を歩いて、文字通り心が洗われたような気がした。本当に何もない町だけど、その何もないことがとても贅沢で、身近にこういう場所があることを発見できてささやかだけどシアワセな一日になった気がした。

暮らしていくにはちょっと静かすぎて寂しくなってしまいそうだけど、時々気持ちをリセットしに来るには最適なところかもしれないなあと思った休日の午後でした。

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