明日 風になろう

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コイはパワフル

茅ヶ崎に住む前は、おとなりの藤沢市で10年以上暮らしていた。

藤沢市は公園の数がとても多く、子供の遊び場所には困らない、そういう意味ではとても生活者向きの街だった。
僕と当時の家族が住んでいた賃貸は、藤沢市のちょうどド真ん中辺りに位置し、そのそばには「引地川親水公園」という大きな公園があった。読んで字の通り、川沿いに広がる細長い公園だ。

この引地川(ひきじがわ)というのは、藤沢市の真ん中あたりを北から南(海です)まで縦断するように流れる川で、水がきれいな時期はいろんな魚が泳いでいるのが見えたものだ。そんなおサカナたちの中でひときわ存在感があったのが「コイ」である。そう、鯉のぼりの「鯉」だ。

コイは比較的にポピュラーな淡水魚で、あちこちの川でよく見かける。しかも結構デカイ。
50センチ以上の体長があるのも珍しくなく、大きいものだと1メートルを超す場合もあるらしい。まあはっきり言ってあまりキレイな魚ではなく、どす黒い色合いで泳いでいるのを見てもそれほど微笑ましいものではない(-_-;)
だがその力強さは相当のものだ。

当時、子どもたちと引地川公園で野球だかなんだかをやっていた時のことだ。
受け損なったボールを追いかけて、川の方へ走っていった次男がなかなか帰ってこない。どうしたのかと探してみると彼は、立ち止まって川の方を見ている。
「おーい、何やってんだ?」と呼んでも反応がない。僕と長男は仕方なく次男がいる場所まで走っていったのだが、そこでようやく事情がわかった。

次男の目の前では小学生らしい男の子が川釣りをしていたのだが、なんと彼はコイを釣り上げてしまったのだ。
それもチョビチョビした子鯉ではない。70センチは優にありそうなドデカイ成魚を釣り上げたのだ。男の子はコイのあまりの巨大さにぶっ飛んでしまったらしく、目の前でドタバタと跳ねまわるコイを抑えようと必死なのだが、コイのパワーに跳ね返されてしまい何度も尻もちをついている。コイに言わせれば「小僧!触るんじゃねえ!」というカンジだ。かなり長い間、男の子はコイと格闘していたがどうにもしようが無かったようで、最後は釣り糸を切って足で蹴りながら川に戻してしまった。

男の子に蹴られて川へ戻ったコイは、さんざん河原でドタバタやっていたにもかかわらず、何事もなかったかのように川の流れの中にスーッと消えていった。あとに残されたのは、跳ねまわるコイを抑えられずドロドロに汚れた小学生と、見守るオジサン(僕です)とその長男&次男。4人とも緊張の糸が切れてグッタリ疲れていた。

ちなみにコイはものすごく生命力が強い魚で、陸にあげられてもかなりの時間生きていることができるようだ。また寿命も魚の中では長い方で、平均20年以上は生きるらしい。中には70年を超えるのもいるらしく、こうなると人間と変わらない。

鯉のぼりは男の子の節句のシンボルだが、たしかにあの力強さにはあやかりたいと思わせるものがある。のたうち回るコイを抑えようと必死になっていた小学生ももう立派な大人になっているはずだ。
彼はあのコイのような力強い男に成長しているのだろうか。
…余計なお世話だね。

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